とあるニュース記事を読んでいたら、
L型大学とG型大学について色々なことが書かれていました。
大学の分類については、僕らには直接的には関係ありませんが、
大学が分類されるということは、職業でも分類されることになります。
まだまだ先の話でしょうが、
L型とG型の分類によってどうなるのかというのを予測し
今のうちから対策や準備をしておくようにしましょう。
この記事では僕なりの予想をしつつ
その対策を紹介していきます。
1.L型とG型とは?
- L型とは、ローカル型(対面型のコト・サービス)
- G型とは、グローバル型(モノ・情報)
ビジネス風に訳すと、
- L型は”地域”で活躍するようなビジネス
- G型は”世界”で活躍するようなビジネス
というような感じになります。
業種の区別をすると以下のような感じです。
L型:サービス産業、中小企業が中心
・具体的な業種
交通(鉄道、バス、タクシー)、物流、飲食、宿泊、対面小売、
社会福祉サービス(医療・介護など)
G型:製造業、大企業が中心
・具体的な業種
自動車、電機、機械、医療機器、成約、情報、IT産業
L型G型についてもっと詳しく知りたい方はこの資料を見てください
2.地域ビジネスにはどう影響が出る?
このサイトを見ている人の多くは、
L型に分類される業種で働いている人が多いと思います。
そこで、L型G型の分類が進むと
地域ビジネスにどう影響が出るのかという予想をしていこうと思います。
地域ビジネスはL型に分類されますが
L型を作る大きな理由としては、「生産性の向上」となっています。
日本は先進国の中でも労働生産性が非常に低いことで有名です。
労働生産性が低いということは、
「一定の労働時間で生み出される価値が少ない」ということです。
つまり、現状としては「労働者が稼ぎが悪い」ということですね。
そこでもっと効率よく稼いでもらうために
L型大学を作って、生産性の向上を図ろうとしているのです。
L型大学が作られれば、
効率よく稼いでくれる人が増えるというわけです。
(もちろんうまくいけばの話ですが)
3.L型大学の働きについて
L型大学がうまく機能すれば労働生産性が上がるわけですが、
どんな人が増えるのかというのをもう少し具体的に探っていきます。
L型G型の大学の傾向としては以下の通りです。
「学問よりも実践力」
「教員は民間企業の実務経験者」
「社会に出てからの実践力を身につけさせるため、現場力を基礎とした実践的な教育」
L型で学ぶべき内容例
- シェイクスピア ⇒ 観光業で必要な英語、歴史・文化
- マイケルポーター ⇒ 簿記・会計、弥生会計ソフトの使い方
- 憲法、刑法 ⇒ 道路交通法、大型第二種免許の取得
- 機械力学 ⇒ TOYOTAで使われている最新機器の使い方
このような感じに、大学で学ぶ内容が変わるようです。
もちろんこれは一例でしかないので、
他のことも学ぶでしょうが、L型の仕事で
より使えるものを学ぶようになっていくでしょう。
つまり、L型の大学を出た人は
”様々な使える技能の底上げがされる”と思った方がいいでしょう。
いわゆる即戦力になる人材が増えるでしょう。
大学によって従業員の基礎スペックが上がるイメージを持ちましょう。
4.即戦力になる人材が多くなると、L型の業種はどうなる?
L型の大学で色々な技能を身に着けるわけですから、
自然と”できる人”と”できない人”の差が縮まります。
もちろんより高い能力を持った人もいるでしょうが
能力の底上げによって、そこまで魅力を感じなくなるということです。
例えば、能力が高い人の数値を100とすると、
今能力が低い人の数値は10だとします。
これであれば、差は90あるので、
能力の高い人は非常に魅力的になります。
しかし、L型大学で実践力を身につけることで
能力の低い人の値が60くらいまでは上がります。
そうなると、能力が高い人と低い人の差は
90→40に減ります。
すると、能力が高い人の魅力が今ほど感じられにくくなりますよね。
ここからが大事なところです。
これは個人レベルで見ても当てはまるのですが、
お店レベルで見ても当てはまります。
使える人材が増えることで、様々なサービスの質が底上げされます。
すると、今はサービスの質の高さでビジネスがうまくいっていても、
サービスの質の差が縮まることで、魅力が薄れてきます。
そのためL型の業種の競争がより激しくなることが予想されます。
同じようなサービスを提供していると
お客さんに比べられてしまうので、
どうしても競争から逃れることはできません。
5.L型の業種で生き残るポイントは?
L型はG型よりも競争力は必要ありませんが、
地域では勝ち残る必要があります。
のほほんと構えていては、淘汰されてしまうでしょう。
そこで大事になってくるのが「ユニークな商品・サービス」です。
周りのお店と同じような商品、サービスを提供しているから
比べられて、競争をしなければいけないのです。
ユニークなものを作れば、競争する必要はなく
安定した利益をあげることができます。
「ユニークなものを作れれば苦労はしない」
と思うでしょうが、今ある商品の見せ方を変えるだけでも
ユニークなものを作ることができます。
例えば、一般的には「美容室=髪を切る所」です。
しかし、美容室の見方を変え、再定義すると
「美容室=モテるための場所」にすることも可能です。
ただ髪を切るだけでなく、
モテる髪形にしたり、モテる人の特徴を教えたりと
モテるために必要なことを教えてあげるお店にすればいいのです。
そうすれば、従来の美容室と差別化を図ることができ
L型G型の分類が進んでも、生き残ることができるでしょう。
ユニークな商品・サービス作りについては
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まとめ
L型の大学ができることによって
基礎能力の高い人が増えるので、生産性が高まります。
そのためL型の業種内で競争は激しくなることが予想されます。
その競争に巻き込まれないようにするために
今のうちからユニークな商品・サービスを作るようにしましょう。
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