天狼院書店から学ぶ新しいビジネスモデル【実例】

本屋

ネットを見ていたら面白い本屋さんを見つけたので、
今回は事例として解説していきます。

「天狼院書店」
http://tenro-in.com/

どこが新しいビジネスモデルなの?(天狼院書店の特徴)

パッと見て、新しいなと思ったことは

『書店なのに本を売ることをメインにしていない』

ということです。

普通ならば、

本屋さんなら本を売ります
美容室なら髪を切ります
歯医者なら歯の治療をします

というような感じですよね。

ですが、

天狼院書店は、コンセプトを売っています。

 

そのコンセプトは、ホームページやその他もろもろを見る限り

「本好きが集まるカフェのような本屋」
「お客さんと一緒に本を使って成長する」

というの2つのがテーマがある感じがします。

現在2つの理念がごちゃ混ぜになっている感がありますが、
元々の理念は後者の「お客さんと一緒に本を使って成長する」だと思います。

「創業時の思い」
http://camp-fire.jp/projects/view/606

 

個人的に新しくて良いビジネスモデルだと思ったのは

「お客さんと一緒に本を使って成長する」

の方なので、こちらの方を解説していきます。

※直接話を聞いたわけではないので、
どっちの理念を大切にしているのかは不明です

「お客さんと一緒に本を使って成長する」の中身を解体していく

  1. 「READING LIFE」というコンセプト
  2. お客さんと一緒に作る
  3. 品数ではなく、品質で勝負する

1.「READING LIFE」というコンセプト

天狼院書店の大切なキーワードに「READING LIFE」
というのがあります。

READING LIFEは
本で学んだことを人生に活かすというような意味が込められています。

READING LIFEをなるべく自然な形で可能にするのが
天狼院書店というわけです。

 

成長という要素が入っているからこそ
その過程で本を売ることができるのです。

本というのはあくまで道具であり
大事なのは人生をどうやって豊かにするかですからね。

本を単なる商品として店に置いておくのではなく、
人生においてどんな役割があるのかという意味づけをしているのです。

あなたのお店の商品サービスは
お客さんの人生にとってどんな役割がありますか?

2.お客さんと一緒に作る

お店に集まったお客さんのニーズに合わせて
お店を変化させるというは非常に大切なポイントです。

もちろん絶対に譲りたくないお店のコンセプトは
無理に変える必要はありません。

ただ具体的な商品やサービスというのは
ある程度時代に合わせて変化させていくのがいいでしょう。

お店に来る客層によって、展示する本を変えるなどがこれに当てはまります。

 

また、お客さんにお店づくりを手伝ってもらうというのも面白いやり方です。

全ての本を読むことなんて言うのは不可能ですから
お客さんにお勧めの本を紹介してもらうというのは賢いやり方です。

お客さんとしても

「自分が好きな本、大切な本が売れる喜びを知る」

ことができます。

お客さんがお店やサービスに参加できるような仕組みを作ると
体験価値という付加価値を付けることができます。

3.品数ではなく、品質で勝負する

地域ビジネスや個人店レベルだと、
価格や品数などで大企業に勝てるわけがないです。

それではビジネスでは絶対に勝てないのかというとそんなことはありません。

”小規模だからこその利点”というのがあります。

その時のキーワードとなるのが、以下の2つです。

  • 厳選
  • マンツーマン
・厳選をする

現代は情報量が非常に多いので、
情報の波に飲み込まれてしまっている人も多いです。

いざ何か勉強しようとしても

「A本もお勧めです」
「やっぱりB本もいいよね」
「いやいや、一番いいのはC本だって」

みたいな情報に惑わされて、どれがいいのかよく分かりません。

どうせ勉強するのであれば、効率的に勉強したいですしね。

 

そういった時にポイントになるのが、厳選です。

重要なことが分かりやすく書いてある本から学ぶのが最も勉強効率がいいです。

中にはページ数だけ無駄にあって、
大したことが書いていない本もたくさんありますからね。

品数が少ないからこそ、一押しのものを厳選して
お客さんが悩む時間を短くし、失敗しせずに本を買うことができます。

品数を多くするだけでなく、あえて絞ってみることも大切です。

・マンツーマン

小規模のお店になると当然お客さんの数も限られてしまいます。

限られるからこそ、お客さんの一人一人に合わせて接客することができます。

本というのは本当にたくさんありますから
面白いものを紹介してもらうというのは、
その場所のひとつの楽しみになると思います。

さらに上を目指すのであれば、
お客さん一人一人に合わせて要望を聞いて、
おすすめの本を紹介できるようになると満足度は増すでしょう。

お客さんの細かい要望にしっかりと応えることができると
小規模店でも十分に戦うことができます。

 

まとめ

  1. コンセプトを大事にする
  2. お客さんと一緒にお店を作る
  3. 品質で勝負する

今回の内容は事例ですので、
自分のお店に応用するならどうすればいいかということを考えてみてください。

そのまま使える場合もありますが、
少し形を変える必要があることもあります。

真似できるところはうまく真似をしましょう。

 

補足

この記事を書いた後ではありますが、
実際どんな感じなんだろうと思って、一度お店に行ってきました。

写真取ればよかったのですが、忘れました。

 

僕が行った時間がお昼ごろということもあって
静かで落ち着いた隠れ家という印象を受けました。

そして、ぱっと見つけたときちょっと入りにくかった。(印象的に

そういうクローズド感が好きな人はいいかもしれませんね。

 

実際に入ってみて思ったのは、コンセプトは

「お客さんと一緒に本を使って成長する」

というよりか

「カフェのような本屋」

という印象のほうが強かったです。

部活という名の勉強会もあるので
そのときは雰囲気が違うかもしれませんが。

 

ちょっと変わった本屋さんに行ってみたいという方は
一度行ってみると面白いですよ。

 

ほかにも色々書きたいことはありますが、
僕の感想をグダグダと書いていると、
長くなってしまうので、この辺で。

 

少しでも役に立った時には、シェアしてください。

もっと多くの人に役に立てるとうれしいので。

 

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