こんばんは、相原です。
美容室を経営する時、立地やお店の規模などにもよりますが
売上目標の一つに月商200~300万円があります。
個人店であれば、これだけいけば
繁盛に成功した美容室と言えますね。
この目標は一つの壁となっているので
ほとんどの美容室経営者は達成できていません。
そのため僕は美容室経営の相談や
売上アップのアドバイスの相談をされます。
有料のコンサルを受けたことで
月商60万円ほどから月商280万円に伸ばした
美容室の経営者もいます。
本来は有料のコンサルで
ノウハウを教えているのですが、
今回は特別にそのノウハウの一部を公開します。
技術力のある美容室の経営者には
きちんと儲けて欲しいと思っているので。
この記事では繁盛店を作るための基本的な戦略を
美容室に特化させて紹介していきます。
美容室の売上アップの方法には、共通したルールがあるのです。
そのルールに則った基本戦略を使えば、
どんな美容室でも今の売上を2倍、3倍と伸ばすこともできます。
美容室の経営ノウハウのコツや
マーケティングテクニックのノウハウを紹介するので
ぜひ参考にして、あなたのお店の売上を伸ばしてください。
- 美容室の経営は儲かるの?儲からない?
- 美容室の経営状況をV字回復させるには現状把握が最優先
- 1日の売上目標や1日の集客目標を考える
- 繁盛する美容室の仕組みづくりではリピート率や客単価を上げて利益を増やす
- 美容室のリピート率を高める仕組み ポイントカードやクーポンを作る
- 美容室の客単価を高める仕組み作り 売りを作る
1.美容室の経営は儲かるの?儲からない?
美容師の多くはアシスタントから始まりスタイリストになり
実力もついてきたら、独立して自分の美容室をオープンさせます。
一時期カリスマ美容師が流行ったときから
美容師の数は増え、それに伴い美容室の数も増えました。
その結果今ではコンビニよりも多い状態になっています。
そんな状態なので、せっかく美容室を開業させても
その多くはオープンから2~3年以内に
経営悪化し厳しい状況に追い込まれます。
場合によっては、倒産ですね。
せっかく貯金を使ったり借金をしたりして独立したのにも関わらず
その美容室が潰れてしまったら意味がないですよね。
多くの美容室の経営は失敗しますが
だからといって、美容室が儲からないわけではありません。
赤字の美容室もあれば、黒字の美容室もあります。
じゃあ、赤字の美容室と黒字の美容室は何が違うのかというと
しっかりと戦略を立てているかどうかの違いです。
場当たり的に、美容室を経営していてはうまくいきません。
むしろ経営に失敗して、厳しくて大変な経営状況になります。
オープン直後は新しい物好きな人が
来店して一時的に繁盛したけれど
そのあとお客さんの数が減り、売上減少した
という典型的な経営難の美容室になってしまうことが多いです。
そんな潰れる美容室ではなく、
繁盛する美容室を経営したいのであれば
美容室のマーケティングノウハウを勉強して、
美容室を経営していく必要があります。
そのときに基本的な戦略が「儲かる仕組みづくり」です
儲かる仕組みづくりができれば
都会の美容室だろうと、田舎の美容室だろうと関係ありません。
田舎だからという理由で美容室が
繁盛しないということはないからです。
むしろ田舎の方がライバルが少ない分、
勉強した分だけ周りの美容室と差をつけられます。
2.美容室の経営状況をV字回復させるには現状把握が最優先
赤字の美容室や経営難の美容室は
儲からない状態で経営している場合があります。
例えば、家賃を抑えるために
人通りがあまりないところにお店を作ってしまった場合
お客さんがお店に来るの理由を作らなければいけません。
それなのにも関わらず、
周りの美容室と大して差別化もしておらず
何の特徴もないという場合があります。
それでは経営に失敗して当然です。
売上減少に悩むのも無理はありません。
ただお客さんの髪の毛を似合うように
切れればいいわけではないのです。
それ以外でいかに価値を提供できるかが
お客さんを呼ぶ秘訣なので
特に立地が悪い場合は、特に差別化が重要です。
他にも人通りがいいのでとりあえず人は入ってくるが
リピーターが少なくて、ジリ貧な場合もありますし
客単価が低くて売上が伸びていないという悩みを
抱えた美容室の経営者もいました。
経営がうまくいっていないのであれば
現状をしっかり把握し、問題点を明確にすることが
経営不振の状態を立て直すためのポイントです。
その問題点を大きく3つに分けると
- 商品(売りや人気メニューなど)
- 集客(新規客の数や既存客の数など)
- 販売(客単価など)
のどれかに問題があることが多いです。
(複数の場合もあり)
まずはこの3つのどれが問題かを見つけることで
経営の改善点や立て直しのポイントが分かります。
3.1日の売上目標や1日の集客数目標を考える
何が問題なのかが分かったら、
美容室経営の改善・立て直し方法を勉強する前に
具体的な目標を立てていきます。
この記事では月商200万円を目指す場合で目標を設定していきます。
月単位で目標だけよりも
もっと細かく目標を立てたほうが分かりやすいので
1日単位で目標を立てていきます。
1日の売上目標
週1回休みで、月26日前後の営業日だとすると
1日の売上目標:約7.7万円
平日よりも休日の方が人が集まりやすいことを考慮に入れる
この数字はあくまで計算値なので
実際には曜日によって変化させたほうがいいです。
美容室の場合、休日の方がお客さんが来やすいので
休日の目標は高めに、平日の目標は少し低めに設定した方が現実的です。
なるべく現実的に達成しやすい目標を立てていきましょう。
1日の集客目標
売上=客単価×集客数
集客目標=売上目標÷客単価
なので、もし客単価が5000円の美容室なら
1日の集客目標:約16人
集客目標は客単価によって変わるので
あなたのお店の客単価で計算してみてください。
目標客単価
立地や店舗の規模の関係上
集客数が増やせない場合は、客単価を増やす必要があります。
例えば、一人で美容室を経営する場合
1日10人が限界だと思います。
なので、
目標客単価:7700円
となります。
これは限界値なので、もっとゆとりを持たせるために
客単価10000円を目指したいところですね。
こんな風にして、目標を立てたててみましょう。
もし目標を立てたら
「目標を達成するにはどうすればいいか?」
を考えてください。
それがあなたの美容室の
経営方針になります。
そのときに参考になる
集客数や客単価を上げる方法については
これから紹介していきます。
4.繁盛する美容室の仕組みづくりではリピート率UPや客単価UPに力を入れて利益を増やす
繁盛する美容室を作るための
基本方針としては「リピート率や客単価を高める」ことです。
そうすることで利益率の高い
美容室を経営することができます。
新規客を集めるためには、広告費がかかるので
リピート率や客単価が低いと、せっかくお客さんを集めても
赤字になってしまう場合があります。
そうなると、
集客をすればするほど赤字になるという
悪循環にはまってしまいます。
お客さんの数が減少したからといって
焦って集客に力をいれるのはやめましょう。
お客さんが全くいないという場合を除き
まずは先にリピート率や客単価が上がる仕組みを
作ってしまいましょう。
そうすれば集客をすればするほど
売上や利益がアップするという状態を作ることができますよ。
5.美容室のリピート率を高める仕組み ポイントカードやクーポンを作る
リピート率を高める基本的なノウハウを紹介します。
リピートしてもらうためは、
もう一回あなたの美容室に来たくなる理由を作るように
アドバイスをすることが多いです。
丁寧に施術してキレイな髪をするだけじゃ
リピートする理由としては弱いのです。
それ以外の理由もあったほうがリピートにつながります。
リピート率を上げるためのコツとしては
会計時にポイントカード
もしくはクーポン券をプレゼントしましょう。
そうすることで、もう一度来店してもらいやすくなります。
このポイントカードやクーポン券を作るときは
値引きや割引ではなく、無料サービス券がおすすめです。
というのも、
単なる値引きだと、値段が安いからお店に来る人が増えてしまいます。
すると、安いお店が周りにできたとたんに人がいなくなるので
あまり値段に訴えてリピートを促すのはやめたほうがいいです。
それよりも無料サービス券の方が
あなたの美容室の魅力を分かってもらいやすいです。
例えば、ヘアケアに力を入れているけれど
なかなかヘアケア系のメニューの注文がないとします。
そのとき「トリートメント1回無料券」があれば
お客さんはトリートメントを頼みますよね。
そのトリートメントで、お客さんの髪の毛がきれいになれば
次回もトリートメントを頼みたくなるはずです。
なので、こういった無料サービスは
あなたの美容室の魅力をもっと知ってもらうために使いましょう。
そうすれば、リピーターが増えるのはもちろん
他のメニューの注文が増えて客単価も増えて
利益率を高くできるという効果もあります。
一石二鳥のやり方なので、
あなたの美容室の魅力を伝えてファンを増やしていきましょう。
6.美容室の客単価を高める仕組み作り 売りを作る
美容室で客単価を高めるとなると
カット以外に高い価値を提供できるメニューを作るのが手っ取り早いです。
例えば、
カラーに自信があるならカラーを
ヘアケアに自信があるならヘアケアを
パーマに自信があるならパーマを
お店の売りにしてしまいましょう。
そうすることで、カット以外の注文も入りやすくなるので
客単価が自然と増えやすいです。
このときのポイントとしては、売りは一つに絞ることです。
「カラーもヘアケアもパーマもできます。」
ではなく、一つに特化してください。
色々やりすぎると分散して、
何が強みの美容室か分かりにくくなるので注意しましょう。
リピート率や客単価を高める方法は他にもありますが、
今回は特に使いやすいマーケティングノウハウを紹介しました。
有料コンサルではもっと色々な方法でアドバイスしたり
実際にどう使うかまで一緒に考えたりします。
ただこの2つのマーケティングノウハウを実践するだけでも
経営不振で厳しい美容室を立て直し
月商200万円を達成することができるでしょう。
まとめ(美容室経営のノウハウを本格的に学びたいなら)
こんな経営戦略をもとに
経営状況を改善したり、立て直したりしてください。
きっと厳しい経営不振から抜け出し
繁盛させることに成功するはずです。
さらにお店の売りや高いカット技術があり
しっかりと戦略を組めば、月商200万円は
あなたの美容室でも十分に狙うことができます。
ただ美容室の経営で最も大変なのは
どれだけ長くお店を続けることができるかです。
一時的に月商200万円、300万円、500万円と増えても
その後、経営が悪化し潰れてしまったら元も子もありません。
僕はクライアントにそんな大変な思いをしてほしくないので
よりしっかりとした売れる仕組みを作ることを
僕がコンサルする時には意識してアドバイスしています。
そのとき僕がどんな視点を持って
アドバイスしているかを解説した
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