こんばんは、相原です。
ドラッカーのマネジメントを
店舗ビジネスに応用する方法を分かりやすく解説していく
ドラッカー「マネジメント」講座の8回目です。
今回はマネジメントの戦略について解説していきます。
お店の経営をする時に、
どうやってビジネスを進めていけばいいか
という戦略が必要です。
目の前の売上を伸ばすために
集客したり、販売しているだけでは
短期的に売上が伸びるだけです。
お店を長続きさせるためにも
戦略という長期的な目線をもってビジネスに取り組まなければいけません。
その内容を動画でも解説しています。
1.小企業のマネジメント戦略
お店の規模によって戦略は変わってきます。
大抵の店舗ビジネスでは小企業に当たるので、
小企業のマネジメント戦略について詳しく解説していきます。
・小さいからこそ取り組めることがある
大企業と小企業を比べた時に
どうしても大企業のほうが強いイメージがありますよね。
確かに大企業であれば、資本力もあるので
大きなことができますし、新しいものを生み出すこともできます。
しかし
大企業はその体制を維持するために
売上が小さい市場には参入できません。
それよりも大きな市場を狙ったほうが、売上が伸びますからね。
小さい市場といっても、
小企業にとっては十分な売上が期待できます。
そういった市場のことを、ニッチ市場といいますね。
小さいからこそ取り組めることに
フォーカスをして、お店の経営方針を考えるのです。
決して大企業の真似をしてはいけません。
そのために必要なのが
「われわれの事業とは何か」
という質問に答えることです。
大企業がやるのは難しいようなコンセプトのお店を作ることが
小企業が取るべき戦略になるというわけです。
2.正しい多角化のやり方
お店を経営していると、
そこからもうワンランク上のお店を目指して
多角化を考える経営者は多いです。
多角化することで、その分キャッシュポイントが増えるので
売上も伸びやすくなりますしね。
ただ多角化は安易にやると危険です。
というのも、力が分散するので、
どれも中途半端になって、その分野もいまいちになることがあります。
そこで大事なポイントは
共通の市場をもとに多角化する
ことです。
そうすることで、一貫性のあるビジネスになり
失敗もしにくくなります。
それで共通の市場をもとに多角化するときには
今いるお客さんに必要なものを考えましょう。
市場というのは、企業が作るものではなく、
お客さんが作るものです。
なので、お客さんを中心に考えるのです。
今いるお客さんがより満足するものを提供することで、
お店のファンを増やすことができます。
それに集客のコストもかからないので大きな利益も見込めます。
無理に新しい客層をゲットするのではなく、
今いるお客さんを大事にして多角化させましょう。
3.イノベーション
お店の長期的な方向性を考える上では
イノベーションの要素が必要不可欠です。
いつまでも同じお店では、そのうち飽きられてしまいます。
お店を長く続けていくためには
飽きられないような工夫が必要なのです。
そのときに必要なのが、イノベーションなのです。
イノベーションというと、
新しい技術を取り入れて、最先端のものにする
というイメージがあるかもしれません。
しかし、ここで言うイノベーションは
そういった意味だけではありません。
簡単にいうと、「お客さんに新しい変化を与える」ことです。
例えば、飲食店で新しいメニューを作るというのも
一つのイノベーションといえるでしょう。
・イノベーションに挑戦し続ける
新しい変化を与えるとなると、
それは一つの挑戦になるので、時には失敗することもあります。
ビジネスをしていて、一切失敗しない
なんてことはないですからね。
失敗をするのは辛いことですが、
失敗をしても挑戦し続けることができるお店が
今後生き残っていくことができるお店です。
お客さんに飽きられないお店にするためにも
イノベーションに挑戦し続けましょう。
まとめ
店舗ビジネスの戦略の3つのポイント
- ニッチを意識する
- 今いるお客さんを意識して多角化する
- イノベーションを起こし続ける
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