ドラッカー「マネジメント」トップマネジメント

 

ドラッカー「マネジメント」トップマネジメント

こんばんは、相原です。

ドラッカーのマネジメントを
店舗ビジネスに応用する方法を分かりやすく解説していく

ドラッカー「マネジメント」講座の7回目です。

6回目のマネジメントの組織化についてはこちらから

 

今回はトップマネジメントについて解説していきます。

お店の経営者であれば、
マネジメントをするとなると、
必然的にトップマネジメントになります。

そのためトップマネジメント特有の役割を
知っておかなければ、うまく経営をすることもできません。

トップだからこその役割があるので
ぜひ知っておいてください。

その内容を動画でも解説しています。

  1. トップマネジメントの役割
  2. 状況を客観的にチェックする

1.トップマネジメントの役割

トップマネジメントの役割は
大きく分けると4つあります。

  1. 事業の目的を考える
  2. 基準を設定する
  3. 組織をつくり維持する
  4. 重大な危機に際して自ら出動する

Ⅰ.事業の目的を考える

トップというのは、
「どういうお店を目指すのか?」
というお店が進む指針を作らなければいけません。

目の前の仕事をただこなしているだけが
仕事ではないのです。

先を見て、時代の変化に合わせて
お店の形も変えていかなければいけません。

そのため大事なのが「理念」や「ビジョン」です。

理想的なお店のあり方や世界を示すことで
行動の指針になるので、従業員も仕事がやりやすくなります。

Ⅱ.基準を設定する

お店ごとに何を大事にしているかって違いますよね。

例えば、飲食店の場合

  • 量をたくさん出すことを大事にしているお店
  • 味を大事にしているお店
  • 品格を大事にしているお店
  • 雰囲気を大事にしているお店
  • コミュニケーションを大事にしているお店

などなど、様々あると思います。

こういった何を大事にするのかという
基準を作るのも、トップである経営者の仕事です。

基準があることで、従業員もその基準に従って
優先順位を付けて仕事をすることができます。

そして、大事なところに力を注ぐことができるのです。

Ⅲ.組織をつくり維持する

一人でお店を回すのであれば、
マネジメントは関係ありませんが
多くの場合、人を雇うと思います。

人を雇う時には、ただ漠然と人を雇うのではなく
組織を作って、チームとして動けるようにしなければいけません。

組織の作り方についてはこちらの記事を参考にしてください
>>ドラッカー「マネジメント」組織化

Ⅳ.重大な危機に際して自ら出動する

大きな問題が発生した時に、
トップがその問題を解決しなければいけません。

これは従業員任せにしてはいけないのです。

大きな問題が発生した時に
対処しないトップには誰もついていきたくないですからね。

従業員の心が離れ、
その後の関係性がギクシャクし、仕事もうまくいきません。

なので、大変な問題こそ、
率先して、問題解決に取り組むようにしましょう。

 

とはいっても、従業員の力を借りるのはありです。

あくまで率先して、問題を解決しようとすることが大事なのであって
一人で解決しなければいけないわけではないです。

2.状況を客観的にチェックする

トップマネジメントは目的を考えたり、基準を考えたりと
いわゆるお店の骨組みを作る仕事です。

骨組みが間違っていると、
お店が傾いてしまう危険性が高いです。

そのため客観的に物事をチェックすることが大切です。

 

ドラッカーはその役割が取締役会が担っていると言っていますが
お店の経営で取締役会があるほうが少ないですよね。

なので、チェックも自分でやるように心がけるのです。

とはいっても、
自分で自分のお店を客観視するのは
とても難しく大抵の場合はできません。

そういった場合は、コンサルタントなどの外部の人に
相談をするのも一つの手段です。

お店の経営に行き詰ってしまったときには
なるべく早い段階で相談するように心がけましょう。

遅いとその分手遅れになって、修正が大変ですからね。

まとめ

トップマネジメントの4つの役割

  1. 事業の目的を考える
  2. 基準を設定する
  3. 組織をつくり維持する
  4. 重大な危機に際して自ら出動する

 

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もっと多くの人に役に立てるとうれしいので。

 

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