こんばんは、相原です。
お客さんに来店してもらう、商品を買ってもらうなど
行動を起こしてもらうのはハードルが高いです。
そのハードルを越えるためには、お客さんに
- 来店するのが正しい選択
- 商品を買うのが正しい選択
と思ってもらう必要があります。
そういったときに参考になるのが
問題の正誤を手で挙げて確認する時の心理状況です。
今回はなぜ周りの人が手を挙げると自分もつい挙げたくなるのかや
それをビジネスに応用する方法を紹介していきます。
1.なぜ周りの人が手を挙げると自分もつい挙げたくなるのか?
「この問題でAが正解だと思う人は挙手してください」といわれたとき、周りの人が手を挙げると自分もなんとなく手を挙げたくなりませんか?
違うと思う場合手を挙げないわけですが、多くの人が手を挙げているとなんだか不安になってくることが多いですよね。
また逆に周りの人が手を挙げないと、自分も手を挙げにくい感じがしますよね。
もし問題がよく分からない時は、周りの人の様子を見て決めてしまうことすらありますよね。
こういったように自分の行動が周りの人の行動に影響されることは少なくありません。
でも、よく考えてみると自分が信じたことをやればいいわけですから、他人なんて関係がないはずです。
そう思っていても、他人に影響されてしまうのが我々なのです。
この謎を解く鍵になっているのが「社会的証明」です。
2.社会的証明について
社会的証明を簡単に説明すると
「多くの人がとっている行動を正しいと思うこと」です。
特にこの効果が発揮されるのは
- 自分自身に確信が持てないとき
- 状況の意味が不明確あるいは曖昧な時
- 不確かさが蔓延している時
です。
こういったときに、他の人の行動を正しいものだと思ってしまうのです。
なぜこういったことが起こるのかというと
一般的に他の人と同じ行動をしたほうが間違いが少ないからです。
人はどうしてもミスを恐れるものなので、
ミスを避けるために
多くの人が正しいと思っていることを正しいと思ってしまうのです。
なので、問題の正誤を判断する時
周りの人の判断に左右されてしまうのです。
3.ランキング1位に自信のある商品でリピーター獲得
この知識をビジネスに使う方法はいくつもあります。
例えば、サクラを用意して行列を作るとか
これはやらないほうがいいですけど。
行列を見るとおいしいお店なんじゃないかと思うのも
社会的証明の一つなので、それを意図的に作るわけです。
また、あえて狭いお店にして
繁盛している風に見せているお店もあったりします。
他によく使われているのは「ランキング」です。
これは結構おすすめなのですが、
ランキングを使うと、1位が最もよく売れるようになります。
特に初めてお店に来た人に効果が高いですね。
初めて来たお客さんは、色々なことが分かっていない状態です。
なので、不安がいっぱいで何を頼めばいいか分からない状況にあり
社会的証明の影響を受けやすいです。
すると、「とりあえず1位の商品を頼んでおくか」となりやすいのです。
その商品でがっちりお客さんを満足させれば
リピーター獲得に繋がるので、自信のある商品を1位に持ってきましょう。
あくまで売りたい商品を売るわけではなく
お客さんが満足するような商品を選ぶようにしてくださいね。
「在庫処分をしたいから」「利益率が高いから」などの理由で商品を選ぶと
お客さんは満足しないので、長い目で見るとお店の売上は下がります。
お客さんを最も喜ばすことができる商品を1位に持ってきて
リピーターをうまく掴んでいきましょう。
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