最近、街中を歩いていると
お店の前に置いてある黒板(ブラックボード)POPがよく置いてあります。
小さな黒板をイーゼルに乗せたアレです。
店頭ボードとも言ったりしますね。
これはレストランやカフェなどの飲食店に多いイメージがあるかもしれませんが、
最近は美容院・整体・マッサージ・ショップなど、様々な業種でも出していますね。
黒板POPを置くことで集客や売上アップに繋がるらしいのですが、
どう考えても集客・売上アップに繋がってなさそうな黒板POPも多いです。
まるでアートのようなイラストを頑張って描いていたり、
おしゃれなデザインにしていたりと、努力は感じられるんですけどね…。
一昔前なら、黒板POP自体が少なかったので、
真新しさから集客・売上アップにつながったかもしれませんが
数が多くなってくると、インパクトがなくなり効果も下がってきます。
見た目のレベルは高いに越したことはありませんが、
中身が伴わなければ、どれだけ外見をきれいにしても効果はありません。
今回はどんな業種でも使える
黒板ポップを使った集客するときのポイントやコツを紹介していきます。
1.黒板ポップの役割をはっきりさせる
「黒板ポップの役割はなんですか?」
「集客です!」
と威勢のいい声が聞こえてきそうですが、
確かに集客目的で出している人が多いです。
目的は集客で合っているのですが、
集客にも色々とあるので、もう少し具体的に考えていきましょう。
集客と言った時に、集客の対象を分類すると
- 今すぐ客
- あとで客
に分かれます。
これをゴチャゴチャにしてしまうと、
目的がはっきりしないので分かりにくいポップになってしまうので注意してください。
Ⅰ.今すぐ客
今すぐ客とは、今すぐに解決したいことがある人のことを指します。
例えば、
- お腹がすいている人
- 30分くらい休憩できる場所を探している人
- 買い物中でいい服がないか探している人
など
今すぐ客は飲食店などがターゲットにしていることが多いですね。
また、このお客さんは
ちょっとの後押しで、お店に入って来てもらいやすいという特徴があります。
お客さんの数が少なくて
とりあえず売り上げをアップさせたいという場合は
こちらの目的で黒板ポップを書くといいでしょう。
Ⅱ.あとで客
あとで客とは「今すぐに問題を解決できない人」や「質を大事にする人」のことを指します。
例えば、
- 腰痛だが仕事中で整体に入ることはできない人
- いい美容室がないかと思っている人
など
これは美容室などに向いていると思うのですが
あまり意識して書かれていることが少ないですね。
すぐにはお客さんにならないのですが、
店の存在を知ってもらうことで、何かあった時に来てもらうことができます。
予約を推奨している場合や
お店のコンセプトを重視している場合は
こちらの目的で黒板ポップを書くといいでしょう。
この2つのどちらの目的なのかはっきりさせたら
それに合わせて、黒板ポップを書いていきましょう。
2.今すぐ客を集客する方法
集客する場合に大事なことは1つです。
お店に入る理由を作ることです。
今すぐ客を集客する場合には、特に目を引くものを用意する必要があります。
メニューを細々とたくさん書いている看板が多いですが
それだと、正直見にくいので、スルーされる可能性が高いです。
そこでとりあえず興味を持ってもらうために
”お店の一番の売り”を紹介しましょう。
「うちの店は、こんな素晴らしいものを提供しているよ!」
と紹介するというイメージです。
例えば、
「ランチタイム限定!
特製パスタの注文でお好きなドリンクが1杯無料!」
「松坂牛を使った特製ハンバーグ
野菜は全て有機野菜で、調味料にも添加物を一切使っていません。
極上で自然なものしか使っていない本物のハンバーグを食べてみませんか?
美味しそうなハンバーグの写真
(色褪せた写真・まずそうな写真は絶対にダメ)
○○円」
など、無料サービスやお店で売りを紹介するといいでしょう。
また、今すぐ客で意外と気になっていることは、「時間」です
黒板POPのメリットは書き換えることが簡単ということなので、
- 今すぐ商品・サービスを提供できるか?
- どれくらいで料理を運ぶことができるのか?
- 何時なら施術することができるのか?
などの情報を載せておくことで、変に迷わずにお店に入ってこれます。
状況に合わせてこまめに書き換えなければいけないので、
面倒ですが、その分ライバルもやっていないので、試してみてください。
時間を変えるときには数字が書かれている磁石を使うと
楽に変えることができますよ。
3.店の認知度を高める方法
こちらは「あとで客」を集客する場合の方法です。
こちらの場合でも
店にくる理由は必要なので
お店の売りを紹介する必要があります。
また、あとで来る場合には、
「いつ空いているのか?」という情報も必要なので、
営業日や営業時間も必要でしょう。
ただこういった色々な情報を載せようと思うと
字が小さくなって読みにくく、分かりにくい広告になってしまいます。
ごちゃごちゃと情報を書いても、ほとんどの人は見てくれません。
なので、ごちゃごちゃと情報を載せるよりも、
お店の売りを簡潔に書いて、「○○(お店の名前など)で検索!」
と書いて、ホームページに誘導する方がいいでしょう。
※店の名前を書くだけでなく、しっかりと行動を促すことが重要です。
ホームページであれば、文字数の制限もないですし
こちらが伝えたいことをすべて伝えることができます。
やはり黒板ポップ程度ではお店の魅力を伝えることってできないですよね。
今はスマートフォンの利用者も多いので、
気になったことはすぐに検索エンジンで調べます。
歩きながらでも情報を収集ができるので、お客さんにとっても便利です。
わざわざ黒板ポップの前に立ち止まって読む必要がないですからね。
自分のお店が気に入った人のために
ネットから予約ができるようにしておくと、より効果は高くなります。
こうやって、リアルとネットを融合させるのも
今後のマーケティングでは必要なことです。
ただし、この方法を使うには
- ホームページを持っている
- そのキーワードで検索して上の方にあること
- ホームページの内容が充実していること
が最低条件ですけどね。
ホームページを持っていても
情報があまり載っていないとせっかく人を誘導しても無駄になりますからね。
その点は気を付けてください。
まとめ
集客・売上アップを狙って黒板ポップを書く場合に、
無理にイラストやデザインにこだわる必要はありません。
デザインを頑張るよりも、中身に力を入れたほうが
集客力は高まります。
なので、お店の前の黒板ポップを書くときには以下のことに気を付けましょう。
- ターゲットを明確にする
- 今すぐ客の場合は、お店の売りを紹介する
- あとで客の場合は、お店の売り+ホームページへの誘導
現段階でリアルとネットをうまく使っているところは少ないので
今のうちにはじめておくと有利な状況で進められますよ。
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