商品・サービスを作るときに
どんな価値を持たせるのかということが大事ですが
ビジネスにおける価値とは何か知っていますか?
意外と答えられない人が多いのではないでしょうか。
今回は知っているようで知らない
ビジネスにおける価値について説明をしていきます。
ビジネスにおける価値とは?
価値は
「お客さんの変化の幅」
「周りのお店との差」
この2つによってもたらされます。
お客さんの変化の幅が
大きければ大きいほど価値は高くなりますし
周りのお店と違うものを提供すれば
その分価値は高くなります。
こういった性質があります。
お客さんの変化の幅について
お客さんの変化の幅についてもう少し詳しく説明していきます。
例えば、美容室のトリートメントにおける
お客さんの変化の幅を考えてみましょう。
髪の毛が傷んでいて、ボサボサの髪の毛の人の髪の毛(美髪度0)
↓
なめらかで艶のある美しい髪の毛にする(美髪度100)
というのは大きな変化で、価値が高いです。
(美髪度0→100)
しかし、すでに美髪度90の人の場合は
美髪度100にしても、あまり変化はないですよね。
この人にとっては、そのお店のトリートメントは
あまり価値がないのです。
どれだけお客さんに変化をもたらすことができるのか
ということがポイントになります。
周りのお店との差
先ほどの例を使うと
仮に美髪度0→100にすることができたとしても
周りに同じようなお店があったら、あなたのお店の価値は低くなります。
例えば、
- A店 美髪度100にします
- B店 美髪度100にします
- C店 美髪度100にします
という感じなら、どこに行っても同じですよね。
この時に周りのお店と差別化を図ろうと
安易なことをやってしまうお店が後を絶ちません。
例えば、こんな感じです。
- A店 3000円で美髪度100にします
- B店 2000円で美髪度100にします
- C店 3000円で美髪度110にします
こうすれば確かに周りのお店と差を作ることができます。
しかし、ちょっと努力をすればA店でもB店C店の真似をすることができます。
A店 2000円で美髪度110にします
みたいなことになりますね。
こうなると、価格競争に陥り、利益が減り泥沼化していきます。
なので、誰でもできるようなところで
お店の差別化を図ってはいけないのです。
そうではなく、全く別の土俵に上がったり
圧倒的な差を付ける必要があります。
例えば、別の土俵を作るのであれば、
美髪で勝負するのではなく、モテ髪で勝負する。
「当店ではモテる髪形を常に研究しており
お客様に合わせて、最もモテる髪形を提供します。」
みたいなコンセプトを掲げるという方法があります。
(当然、そのノウハウをためる必要はあります)
また、圧倒的な差を付けるのであれば
美髪度100ではなく、
美髪度1000にすることができます。
周りのお店の10倍近くの差を付けることができれば
そう簡単に真似されることはなくなります。
このように、誰でもできるような差別化ではなく
簡単に真似されないような差別化を図りましょう。
高利益商品を作ることができる
お客さんに対して、大きな変化をもたらすことができ
周りとお店と違うものを提供できれば
商品の値段を高くしても、自然と売れるようになります。
とはいっても、そんな商品を作ることは
はっきり言って簡単ではありません。
しかし、それを作ることができれば、
自分の独壇場になるので、不安のある経営とはおさらばですね。
安定して利益をあげられれば、
さらに商品・サービスの質を向上することができますし
お客さんの満足度を高めることができます。
そうすることで、より強固な独壇場になるので
こんな風に回るビジネスを目指しましょう。
まとめ
商品・サービス作りでは2つを意識する
- お客さんに大きな変化をもたらす
- 簡単に真似されない差別化を図る
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