実店舗型の地域ビジネスの場合、
大手企業やチェーン店などが地域に参入してくると
価格競争が始まってしまいます。
「A店が2500円なら、こっちは2000円だ!」
と言って、価格競争を始めると泥沼にはまってしまいます。
せっかく値段を下げても、また新しいお店が来て
1800円ぐらいで提供し始めるのです
そうなるとさらに値段を下げなければいけず
利益が少なくなり経営が苦しくなるのです。
こうならないようにするためにも、
価格競争をするのではなく、別の形で価値を提供する必要があります。
その時に大切なのが付加価値という考え方です。
付加価値の付け方はいろいろあるのですが、
最もおすすめなのが、「情報による付加価値」です。
情報であれば、余計なコストがかからず、
無料でお客さんに喜んでもらうことができるので、
小さな会社でも非常に有効な手段となります。
そんな情報による付加価値の付け方をについて詳しく説明していきます。
1.商品・サービス説明による付加価値の付け方
広告やホームページなどでは
商品・サービスをお客さんに説明する必要があります。
例えば、
こんな成分を使っています。
こんな食材を使っています。
こんなサービスしています。
みたいなことです。
これをこんな風に簡単に紹介をするのではなく、
情報を付けることを意識して、説明をするのです。
例えば、ハンバーグ店があったとしたら
A店「牛肉を使っています」
B店「国産牛肉を使っています」
C店「A5ランクの黒毛和牛をふんだんに使用しております」
この3つがあった時、C店が
いいお肉使っていておいしそうというイメージができますよね。
この他にも、サービス系なら
「どんな風に技術を磨いているのか」
というのを紹介することで、
そのお店の技術は髙そうというイメージを持ちますね。
例えば、
Aさん「10年間美容師やっています」
Bさん「有名サロンで働いていました」
Cさん「美容師になりたてのころから、
お客様の理想とする髪形を実現させるにはどうすればいいのか?
ということを考えながら日々お客様と向き合っています。」
と書いてあったら、Cさんが一番技術が高そうだったり、
信頼できそうな感じがしませんか?
※全員、美容師歴10年の場合。
このように人は情報によって、
そのお店のイメージが変わるのです。
もちろん嘘を書いていたら、あとから口コミに悪口を書かれるので
正しい情報を書く必要があります。
職人気質の強い人って商売が苦手だったり
セールスをするのが苦手な人もいると思いますが、
正しい情報を伝えることは、売り手の義務です。
お店に入るまでは、そのお店のことを知らないわけなので、
あなたのお店に関する情報を正確に教えてあげる必要があるのです。
なので、お店の売りやこだわりは
なるべく具体的に詳しく伝えるように努力しましょう。
2.使い方を教えてあげる
もう一つの情報による付加価値の付け方としては
「何かを教えてあげる」ことです。
例えば、
焼き肉店なら美味しいお肉の焼き方
鍋屋さんなら美味しい雑炊の作り方
美容院ならば髪形のセットの仕方
など、こういったことを教えて上げるのです。
この情報を伝えるのは、タダですし
それでいて、お客さんの満足度は高まりますよね。
美味しいお肉を食べれれば、
焼きすぎてまずくなったお肉を食べるよりも満足度は高くなります。
髪形のセットの仕方を教えてもらえれば
家でもビシッと決まった髪をセットできるので満足度は高くなります。
このように、何かを教えてあげるということをして
満足度を高めることができます。
お客さんが知っておいて得をするようなことは
積極的に教えてあげた方がいいですね。
まとめ
お客さんに情報を適切に教えることで
商品・サービスの価値を高めることができたり
満足度を高めることができます。
ぜひ情報を使って商品・サービスの付加価値を付けるようにしてください。
少しでも役に立った時には、シェアしてください。
もっと多くの人に役に立てるとうれしいので。
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